こんちは!きちパパです!
最近話題の「飲む日焼け止め」、流行ってますねえ
紹介する雑誌やブログなんかも増えてますが、飲む日焼け止めの効果なんて、少し勉強すればほとんど効果がない事くらいすぐ分かります
「日焼け止め」という名前がそもそもおかしいですね、全然止まんねーよ!
しかし全く効果がないわけではなさそうなので、飲む日焼け止めの効果をおさらいしていきましょう
効果あり?なし?飲む日焼け止めとは?
飲む日焼け止めとは、継続して飲むことで紫外線に対抗できる体を作る事を目的としたサプリメントです
主成分は「フェーンブロック」と「ニュートロックスサン」のどちらかが配合されたアイテムがほとんどです
「フェーンブロック」はシダ植物から抽出したもの
「ニュートロックスサン」はグレープフルーツとローズマリーから抽出したものを使用しています
どちらも抗酸化成分としての能力は優れているようです
紫外線を長時間浴びる事で、体の中に「活性酸素」が大量に発生します
「活性酸素」自体は決して悪者じゃなく、異常を取り除く免疫機能だったり代謝の補助だったり良い仕事もするんだけど、いっぱい出すぎると良くないよ、というヤツです
飲む日焼け止めとは、体の抗酸化レベルを上げて「活性酸素」の発生しにくい体づくりをしようね、というのを前提において開発されたサプリメントということですね!
飲む日焼け止めのメリット
「フェーンブロック」よりも高い効果が期待できる「ニュートロックスサン」の研究結果を紹介します
「ニュートロックスサン」は57日間、毎日250ml飲み続けると自身の紫外線に対する保護力が37%アップ
そして85日間飲み続けた時にはなんと56%アップした!という結果が出ています
※ニュートロックスサンの研究報告(PDF)です。読みたい方だけどうぞ
他にも、
- 目から入る紫外線にも効果が期待できる
- 肌が弱くてSPFが高い日焼け止めをつけれない
- 水や汗で流れ落ちる心配がない
- 露天風呂や公共のプールなど日焼け止め禁止の場所でも安心
- 手間がかからない
などのメリットが上げられますが、今回これを全部バッサリ切っていこうと思います!
こんなもん半分以上誇大広告ですからね
楽しみです、うへへ
全てのメリットに対して「割に合わない」!!
1000円から1万円くらいするものを3か月も飲み続けて保護力が56%アップ???
普通に割に合いません
では、従来の「塗るタイプの日焼け止め」がどれだけ保護力がアップするか計算してみましょう
先ほどの研究結果で「ニュートロックスサン」を飲み続けた人は保護力が56%アップしました
56%アップというのは、10分で日焼けする人だとしたら、15分強に伸びたということです
SPF換算すると、SPF1.56という数値に直せます
この人にSPF20の「塗るタイプの日焼け止め」をつけたとしましょう
10分で日焼けする人なら、SPFの数値が20なので、日焼けするまでの時間が20倍に伸びます
つまり10分→200分、190分伸びたので保護力は1900%伸びたということです
SPF20でこの伸びよう!
SPF1.56なんて雀の涙くらいのもんですよ!
しかもSPF20の日焼け止めを単体で使用している人はおそらく少ないですよね
僕の使ってるのが18と40ですが、もっと高いSPF値を持つ日焼け止めや、メイクする方は更に効果が上がります
日本の日焼け止めの最高数値であるSPF50をつけると、単純計算で10分→500分ですから4900%アップですからね
- 目から入る紫外線にも効果が期待できる
- 肌が弱くてSPFが高い日焼け止めをつけれない
- 水や汗で流れ落ちる心配がない
- 露天風呂や公共のプールなど日焼け止め禁止の場所でも安心
- 手間がかからない
これらのメリットに対しても同じように言えます、割に合いません。SPF1.56ですよ?2だとしても低すぎる・・・これではとても「日焼け止め」とは言えない
僕なら飲み始めて3か月後のSPF1.56のために、月1,000~10,000円なんて払えません。しかも飲むとしたら一生飲み続けるのが前提です。うん、無理。
誇大広告・虚偽広告に注意!!
さて「飲む日焼け止め」についてぶった切ってきましたが、ここで悲報です
「飲む日焼け止め」なんて存在しなかった!!
どういうことかと言うと、この記事を書くにあたって「飲む日焼け止め」と言われているアイテムを出してるメーカーの公式ホームページを見て回った結果・・・
「飲む日焼け止め」なんてどこにも書いてないんです!
誰かが認知を上げるために分かりやすく「飲む日焼け止め」なんて言ったんでしょうが、完全に謳い文句が1人歩きしてる状態です
クレームなんかがあっても、「日焼けを止めるなんて誰も言ってないですよ」というわけですね
もはや誰が悪いのか分かりませんが、商品の公式ホームページに「日焼け止め」と書かれていない以上、日焼け止めの効果は期待できないということです!
しかし今でも「飲む日焼け止め」として広告打ってるブログや小売店なんかは存在します
「紫外線~%カット!!」とか書いたりして
皮膚に塗ってるわけじゃないのにカットできるはずないやん、紫外線グサグサ刺さってますよ
まとめ
そんなつもりはなかったんですけど、結局「飲む日焼け止め」全否定になってしまいました。言い過ぎた部分もあるかもしれません、ごめんね!
少しでもうさんくさいな・・・と感じる商品があれば調べてみる事をオススメします。できれば2~3サイトくらいはまたいだ方が良さそう
結局使う使わないは個人の自己責任です!
ですが無知な人間を狙ってお金を稼ごうという人間も一定数居るっていうことも覚えておいてほしい!
きちパパでした!